今日の話題 ~航空救難団~

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明けましておめでとうございます。

2016年初投稿です。
昨日の「世界一受けたい授業」でも取り上げられましたが、今日は、航空自衛隊航空救難団について紹介したいと思います。
 
航空救難団は、もともとはトラブルがあった自衛隊機の乗員を救助(自衛隊用語では「救難」)するための組織ですが、民間からの災害派遣要請により、その他の災害にも出動します。
 
彼らが出動する現場は、消防や警察、海上保安庁が対応できない過酷な現場が多いことから、航空救難団は「人命救助の最後の砦」といわれます。
 
 
通常は写真の救難ヘリコプターUH-60Jと、救難捜索機U-125Aがセットになって行動します。
出動要請の一報が入ると、まず捜索機が現場に先着し、要救助者を捜索・発見します。
U-125Aからは目印となる発煙筒や応急物資を投下することができます。
 
 
その後すぐにヘリコプターが到着し、日本一厳しいともいわれる訓練を積んだ救難員(メディック)によって要救助者が救助されます。
 
 
固定翼機はヘリコプターよりもスピードが速く、ヘリコプターはその場にとどまって(ホバリング)救助をすることができるため、それぞれの特長を生かした効率的な救助活動を行っています。
 
 
 
今日で阪神・淡路大震災から21年になります。
「自分の命は自分で守る」ということが大前提として重要なことですが、このように何かあったときに、命を懸けて助けてくれる名もなきヒーローたちがいることを忘れてはいけません。